• テキストサイズ

アイドルだって恋しちゃいます!【アイナナ】R18禁

第6章 Do you love me?/六弥ナギ


窓越しに映る寂しそうなナギの顔を見ていると胸が痛む。
彼の寂しそうな顔が見たいんじゃない。
笑顔が見たい

自分を包んでくれているナギの腕をキュッと掴んで深呼吸をしてみる。


「ナギ……」


愛おしい彼の名前を呼ぶだけで声が震えてしまう。


「リン……こっちを向いてください」


ゆっくりと体が離されてナギと向きあうが、すぐには視線があげられない。
ナギの胸元ばかり見てしまう。


「ワタシのこと……愛してますか?」

「……うん」

「本当に?」

「っ……!」


細くて長い指がリンの顎をすくい上げ、ナギと視線が絡み合う。

綺麗なブルーの瞳の奥は熱く揺らめいていた。


「リン……もう一度、聞きます……ワタシを愛してますか?」



本当に愛しているからこそ、なかなか言葉にする事が出来ないし恥ずかしい。
そんな奥ゆかしさを秘めている人だとナギもわかっている。
大和撫子という言葉が似合う女性__
それがナギが愛した人。
でも、ナギはつい求めてしまう。
自分を見て
愛の言葉をください__


「リン……プリーズ……」

凛の唇を指でそっとなぞり愛の言葉をねだるナギは凛を更に火照らせてしまう。

生唾を飲み込むのも忘れて、ただナギに魅力されていく凛は掠れる声で


「あ……愛して……ます」


と呟くだけで何も考えられなくなってしまう。


「嬉しいですよ……リン」


彼女からの愛の言葉を受け取ったナギは、満足そうに笑みをたたえ愛おしい彼女に優しいキスを何度も贈ってしまう。


火照る凛の体を抱きしめながら
/ 57ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp