アイドルだって恋しちゃいます!【アイナナ】R18禁
第5章 双子からのプレゼント/七瀬陸 九条天
「凛……おいで」
「っ……」
天が優しく微笑みかけながら両腕を広げて呼んでくれる。
嬉しくて天の胸に飛びついてしまう。
そんな私を天はしっかりと抱きしめてくれる。
天の胸に顔を埋めているだけで、凄く幸せな気持ちでいっぱいになっていくの。
「凛……顔をあげて?」
「ん……」
顔をあげた途端に唇が重なっていく。何度も触れて離れてを繰り返していくと
「んっ……!」
舌が……天の舌が唇をノックしてくるっ……!
どうしよう?
え?
口を開けた方がいいの?
でも……どうやったらいいの?
なんとなく知識はある、あるけど……
無理!!
やっぱり無理だよっ
つい天の胸を押して離れちゃった。
「なに?」
「あ……うん……」
なんて言えばいいの?
「ボクとキスするの……いや?」
「っ……!」
なんで顔をまた近付けるのよっ
恥ずかしい
「凛……?」
「い……いや……じゃなくて」
「じゃなくて?」
「……どうしていいのか……わかんない」