アイドルだって恋しちゃいます!【アイナナ】R18禁
第4章 ネコ耳/九条天
「凛……ちゃんと見て……じゃないとキス……してあげないよ」
「っ……」
唇が触れそうな距離でそれを言うなんて天はずるいよ。
キスしたい……
「くすっ(涙目になっている凛、可愛い)
そのまま……いいね?」
薄目になりながら天を見つめていると唇に触れるようなキス。
し、心臓が止まりかけそう……
い、息……吸えない
そんな私の状況を知っているくせに天ったら、頭を固定して更に唇を重ねてきて
「ンッ……」
何度も唇を啄むキスを繰り返されて、頭が惚けて目を閉じちゃいそう。
「凛……ダメだよ」
「っ……天……もう許してよ……無理だから」
「約束したよね?ボクを堪能させてあげるって」
「も、もうっ……充分に堪能したから……ネコ耳も外していいから」
「まだ足りないよ。凛にはもっとボクを堪能してもらわないとね」
「天……っ。意地悪だよ」
「そう?今日のボクは優しいでしょ?」
ネコ耳付きの天の笑顔は可愛い!
可愛いんだけど、私が耐えられないんだって。
「もっと堪能して」
「え?!ちょっ……」
天に抱きかかえられて、ベットまで運ばれてるんだけど……
無理だから!
絶対に無理だよー