アイドルだって恋しちゃいます!【アイナナ】R18禁
第2章 オレがペット?/七瀬陸
うー……
恥ずかしいな……
ネコ耳を付けて凛の目の前に立つだけなんだけど、心もとないというか……
絶対に他の人には見られたくないよ
特に一織とか……絶対にあの冷めた目線と口調で
「七瀬さんは馬鹿ですか?」
って言われるに決まってる。
「陸……可愛いすぎる」
「そ、そうかな?……オレは凛のが似合うと思うんだけっ……え?……何?」
「服が邪魔だから」
「邪魔?!」
無理やり服を脱がされて、上半身裸にされちゃったよ。
「陸……いいわ。裸にネコ耳、首輪!!最高よ!
(涙目で顔を真っ赤にして……可愛いくてゾクゾクしちゃう)」
「ねっ……もういいでしょう?」
「まだダーメ」
「ええ?!」
「(だってネコ耳に、首輪……あとは尻尾にリボンを付けたら完璧だよ。でも、陸はアイドルだしお尻が痛くて歌えなかったら可哀相だから……別の尻尾にリボンをつけてあげるね)」
凛が何を考えてるかわかんないよ。
でも、ほんのりほっぺが赤くて、いつもより色っぽい瞳でオレを見つめてくるんだ。
そんな凛から目が離せないし、心臓が止まるんじゃないかっていうくらいにドキドキしてる。
「陸……お利口さんにしててね……」
「え?うわっ!……凛っ」