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彼女が□□した日。

第4章 風。


コンコン



それから無事に無神邸に到着。

玄関扉についてる鉄輪を掴んでノックする。
するとその数秒後、中からパタパタと足音みたいなのが聞こえてきた。



ガチャっ



コウ「いらっしゃい、ヒメ猫ちゃん!
さ、入って入って♪」

イオ「ん、お邪魔しまーす」

コウ「なんか久々って感じだね、こうしてオレ達の家に来るの」

イオ「あー、言われてみればそうだね。
ここん所妙に忙しかったからねー」

コウ「でも、その忙しくしてた甲斐もあって最近人気上昇中なんでしょ?
ネットとかでもNo[r]ahの評判、かなり良くなってたし」

イオ「そしてその内炎上・・・」

コウ「そう言う事言わないの。
て言うか、ヒメ猫ちゃんブログやってないでしょ」

イオ「あ、それもそっか」




なんて会話をしながら、リビングに案内された。

リビングでは、アズサくんが包帯を巻き直してたりユーマくんがケースに角砂t・・・シュガーちゃんを補充してたりしてた。

あれ、ルキさん居ないや。
どっか出掛けてんのかな?




アズサ「・・・あ・・・いらっしゃい、イオさん」

イオ「ん、お世話になりまーす」

ユーマ「よ。イオ。
さっそくなんだけどよォ、お前って料理出来たよな?」

イオ「料理?
ルキさんレベルまでとはいかないけど、人並みには出来ると思う」

ユーマ「よし、言ったな?
ま、もし不味く作りやがったらその時はお前の血を吸うけどな」




到着して早々にイマイチ主語が抜けてるような話をしてくるユーマくん。


私はコウくんに隣をぽんぽん叩かれて促されたソファに座りながら、少し首をかしげた。

え。私の料理の腕次第で血を吸う吸わないまでの話になっちゃうの?




コウ「ちょっとユーマくん、いくらヒメ猫ちゃんの血を飲みたいからってそれは無いんじゃないのー?」

ユーマ「んだと・・・?
結論から言えばそう言う事になるだろうが。
つーか、コイツの血を一番心待ちにしてるのはテメエだろ!」

コウ「まあ、それは否定しないけど・・・」




しないんかい。

そんな2人のやりとりを見ていた私は若干話についていけずキョトンとして、アズサくんもアズサくんでクスクス微笑んでいた。
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