• テキストサイズ

彼女が□□した日。

第2章 家。


ざぶんっ


コポコポ・・・



イオ「・・・、ぷっは・・・!
ふおお、あぶっない・・・一瞬寝てた・・・」




いけないいけない、ついつい居眠りしちゃってた。

日中ユーマくんと畑仕事して、その後吸血されたからいつもより疲れてたのかな。
いつもは家に居るか町で室内活動するかのどっちかだもんね。



ザパーッと湯船から上がって、タオルで髪の水気を軽く取ってから脱衣室に出た。

バスタオルで身体を拭いて、いつもの寝る格好になった。上下揃った黒ジャージ。




イオ「・・・んー、噛み跡って割とくっきり残るもんなんだねー」




バスタオルを頭にかけて、喉元を鏡で確認する。
日中ユーマくんに吸血された時についた、噛み跡。

この小さな噛み跡から、血を吸われたんだ。


コウくんに噛まれた首筋にあった噛み跡は、もう治って気にならないくらいになった。
さすがに3日もすれば治るみたいだ。

噛まれたその後はちょっぴり貧血気味になったりだるくなったりしたけど、それ以外に身体に異常は起らなかった。
だから多分、今日ユーマくんに噛まれた跡も2、3日すれば無くなるだろう。



頭にかけたバスタオルで髪を拭きながら、冷蔵庫からコンビニで買ってきたタピオカ入りミルクティーを取り出した。
うん、いい感じに冷えてる。


テーブルに置いておいたスマホで時間を確認すれば、ちょうど夜の8時くらいだった。




イオ「・・・っふ~・・・。ティーの茶葉とタピオカがいい感じ・・・。
さーてと。仕事は入ってるかな・・・っと」




チューチュー飲みながら、仕事の依頼がきてないか見る。

仕事っつっても、その依頼のされ方は二通りある。


ひとつは、スマホの動画投稿サイト。
普段は思いついた曲やら歌やらBGMを気まぐれに載せてる。
しがない歌い手の私でも、事務所所属。
変なヤツ扱いな私でも歌い手としての実力はそれなりに認められてるみたいで。主にアニメのキャラソンやらCMソングやらを頼まれる。

ちなみにギャラは銀行振込。
/ 74ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp