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【黒子のバスケ:黄瀬涼太】愛の言ノ葉

第5章 マネージャー


「あ、涼太?」


「母さん、帰ってたんだ」


「誰か来てるの?」


キッチンで水を飲もうと思って、リビングに入ったら、母親が帰ってきていた。


「ん、カノジョ」


「あんた、やっと特定の子、作ったの?」


「あーんーまぁ、付き合って1年以上になるんだけど...」


母親はオレの、恋愛関係のことを知ってる。

でも家に連れきたヤツは、1人もいない。

だから、家に連れて来た柚子っちのことが、真剣な相手だって、わかったんだろう。

でも、この1年間でいろんな女と関係を持ったことも知ってる。

そういう約束の電話を家族の前でしたりしてたから...。


だから今、母親は驚いている。


...オレが浮気してたってことなんてすぐ、わかっただろう。


「さすがのあんたも浮気はないだろうって、思ってたけど...」


頭を抱えて、呟く母親。


「カモフラージュだよ...」


親にこういうの言うのマジ、ヤダな...。


息子がそういうことしてるの知って、なんて思うかな。

怒られるかな。


「涼太君...」


「っ!?柚子っち!?今のはっ...!」


「涼太君のお母さんですか?」


...柚子っち、怒ってるワケじゃないっスよね?

違うっスからね。

確かに昔は、そうだったけど、今は違うっスから。

柚子っち、勘違いしないでよ...。


「えぇ。あなたは?」


「あっ、すみません!涼太君の"カモフラージュ"彼女の花村柚子です」


「ちょっ、柚子っち!?」


いや、なんで"カモフラージュ"付けるんスか!?

やっぱ、怒ってるっスか!?


「柚子さん?よろしくね!」


「はい!」


いや、ねぇ!柚子っち、ソレで話進めないでっ!!


「涼太」


うわぁ...何言われるんスかね...。

それよりも先にオレ、誤解解きたいんスけど...。



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