第5章 マネージャー
「ふぁ...黄瀬君、自分の...味ヤダって言ってたのに、なんで...」
「ん、だからっスよ。ヤダから柚子っちの口に残ってるのがヤダ」
何それって思ったけど、何故か嬉しくて、いつの間にか涙も止まり、微笑んでた。
「そういえば柚子っち、俺のチンコ咥えて、興奮してねっスか?」
ニヤリと不敵な笑みを浮かべる、意地悪な彼。
「べっ、別にっ!!興奮なんか...」
「ウソつき。咥えてる時の顔、目蕩けてて、めちゃくちゃ惚けてたっスよ?」
こういう時は、ホント意地悪だね、黄瀬君。
「っ!......」
何も言えなくなる。
黄瀬君の言うこと全部、ホントだから。
...今だって、誰にも見せれない、恥ずかしいところが、ぬるぬるしてる。
興奮した...紛れもない証拠。
「柚子っち、横になって?気持ち良くしてあげるっス。...柚子っちのイく顔、見せて」
「えっ?あっ、あの...黄瀬君...?」
困惑する私に、安心させる様な優しい笑顔を見せて、私の身体をゆっくりと倒していく。
怖っ...くない...?
なんだか安心する。
その笑顔のお陰かな?
彼のを無理矢理しといて、拒絶なんか出来ない。
ううん、拒絶なんて気持ちなんかない。
...彼に全てを預けてしまいたい。
「ね、胸も触っていいスか?」
「う、うん...」
もうアナタの好きな様にして、黄瀬君。
「絶対痛くしないっスから、安心して、感じてて...」
「ゎ、わかった...」
その返事を聞いて黄瀬君は、また優しく微笑んで、そっと私のシャツの中に手を入れた。