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【黒子のバスケ:黄瀬涼太】愛の言ノ葉

第4章 インターハイ


「第3Q始めます」


黄瀬君はきっと、青峰君のスタイルの模倣をしようとしてる。

きっと、今の黄瀬君なら...。


黄瀬君は、自分の能力以上の動きは再現出来ない。

正直、青峰君の方が上。

きっと彼もそれはわかってる。

でも、出来ると信じたんだ。

...私も、信じてるよ。

アナタは強い。


...っ!?


前半よりも...皆の気合が...すごい。


黄瀬君...。


「ファウルホールディング、黒4番!!」


まだ不完全だけど...確実に青峰君の模倣に近づいてる。


黄瀬君のフリースローとなり、2本とも決めた。


「ぅわ...」


流石青峰君。

...あれがシュートだったなんて...。


15点差は、避けなきゃ...。


この状況で、エースを、信じて待つ...

なんて、よっぽとの信頼関係がないと...。

皆...皆、信じてるんだ黄瀬君のこと...。

黄瀬君も皆のことを信じてるから、青峰君の模倣に集中出来るんだ。


...私、このチームの...支えになりたい。

こんなチームそんなないよね...。

だから...このチームを、影から支えたい。

中学の時の様に、マネージャーとして、必死に頑張ってる皆を、支えたい。

...さつきちゃんみたいにすごくないけど、皆の支えに......。


「き...黄瀬君...?」


黄瀬君と青峰君の1対1。

...模倣が...完成したんだ。


「...っ!?抜いたっ!!」


黄瀬君が青峰君を抜いた!

そして、ファウルを貰いながらシュートを決めた。

今のは、もう...

青峰君のスタイルだった。


青峰君、これでファウル4つ目か...。


第3Qが終わった。


黄瀬君はきっと体力の消耗が激しいハズ...。

でも、黄瀬君はずっと、必死に練習してた...

部活が終わっても、1人で残って...

オフの日も、ロードワークを欠かさず...

全て...今日の為に......。


あと、10分...。

頑張って...皆っ...!








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