• テキストサイズ

【黒子のバスケ:黄瀬涼太】愛の言ノ葉

第2章 モドル


今日は黄瀬君の大切な日。ステキな日にしてあげたい。幸せにしてあげたい。

でも、こんな私がアナタを幸せにできるの?


「私とキスしたら、黄瀬君...幸せになれる...?」


少し上にある黄瀬君の瞳を見つめた。


恐る恐る聞いて...

きっと私は、あの上目遣いというものをしてるのだろう。自覚はなかった。

男の人の気を引く行為...。

したくはなかったけど...無自覚だったのなだから仕方ない。


「当たり前じゃねぇスか...。それより、そろそろその、"黄瀬君"っての、やめにしねっスか?」


「黄瀬...」


「柚子っち...この流れだったら、涼太じゃねぇんスか?」


「黄瀬君...」


「......もう、わかったっス。今はそれでいいっスから、目閉じて?」


黄瀬君を、幸せにしたい...!


目を閉じながら、黄瀬君のサラサラな髪に指を通した。


「柚子っち、オレ、柚子っちのことめちゃくちゃスキっスよ...愛してる」


また、喋りながら......。


近づいてくる、黄瀬君の唇を感じられる。


優しく2つの唇が重なる。


初めてのキス...。


キスだけは黄瀬君が初めてでよかった。


「ひゃっ!」


唇をペロッと舐められ、びっくりして、黄瀬君を押し離してしまった。


「き、黄瀬君!?」


唇が黄瀬君の唾液で少し濡れて、風を感じ易くなった。


「イヤだったスか?」


「ううん、違うの。びっくりしただけ...」


「じゃあ、もっかいしてもいいスか?」


「え!?...今はこれで許して...」


もうこれ以上は、心臓がもたないよ...。

今だって、こんなバクバクなのに...。


「わかったっスよ。でもこれからは何回だってしてもらうっスよ?だってもう、オレのカノジョなんスから...」







/ 64ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp