第2章 モドル
え?今、何が起こったんスか?オレが別れる?柚子っちと...?なんで?
柚子っち、急にどうしたんスか...?
折角、これから柚子っちと、ちゃんと付き合っていけるって思ったのに...。
グズグズしてたオレが悪いんスね?
......もっと早く自分の気持ちに気付いていれば...。
その日は部活も手につかなくて、1日中ボーっとしてた。
その次の日も、女の子の話を上手く聞き流して過ごしてた。
その次の日も...変わらない。
あの日から柚子っちは、学校に来てないス...。
............ホント、どうしたらいいんスか、オレ......。
「おい、黄瀬。お前、最近全然、身が入ってないぞ。...もしかして、可愛い女の子絡みか?」
「スンマセン...。そっスね...可愛い女の子で悩みまくりっス...」
「また、お前かよ!?」
森山センパイ、オレがいくら、女の子に困らないからって、柚子っちは、絶対譲らないっスよ...?
「おぉーい、黄瀬ェェ!!ちゃんとやれぇぇ!!!シバくぞ!!」
「痛っ!スンマセェェン!!」
センパイ、なんでいつも、言う前に蹴るんスか......。
うぅ〜...痛いっス...。
「部活に支障きたすんなら、早くどうにかしろっ!!」
「ハイッ!!スンマセン!」
そうっスよね...この黄瀬涼太が、1人の女の子に......。
部活も恋愛もウマくこなせなきゃ...オレじゃねぇっス!!