第32章 turning point~転機~
「はぁっ…んっ…しょ、お…ちゃん…ぁっ…」
体勢を入れ替えて俺の上になった翔ちゃんは、耳朶から首筋に滑らせていた舌先で、胸の粒を舐め上げた
彼に馴らされた身体は、自然と反応し小さく震えた
「もう硬くなった…」
「だって…ゾワゾワが…止まらない…やっ」
俺の言葉が終らないのに、舌先で転がしていた敏感な粒を、強く吸い上げた。
「んふふふ…おいち♡」
そう言ってにっこりする翔ちゃんは、やっぱり天使だ。
「…左も…吸ってよ…」
もっと…もっと気持ちよくしてよ…
男なんか知らなかった俺の身体を、
こんなにしたのはあんたなんだから…
「智…可愛過ぎ♡」
翔ちゃんは、俺の願い通りに、左の乳首の周りをくるくると舐め、尖ってきたそれに吸い付いて、ワザとらしい音を立てて吸った
「ああぁ…気持ちイイよぉ…」
俺から零れる素直な言葉に、翔ちゃんの指は直ぐに更なる快楽へと導こうと、脇腹をたどって下腹部へ伸びる…
すっかり形を変えた『オレ』を、親指と人差しで摘まんで下から上に擦った
「あ…それ…ヤバい、から…」
指先がカリの溝を撫で、そのまま尖端を優しく擦る
「これ…好きだもんね♡…智」
………好きだよ?
俺の身体の、どこがどんなふうに感じるかなんて、翔ちゃんは俺よりも的確に知ってるだろう…