第32章 turning point~転機~
「いいよ…」
引き締まったウエストのゴムに手を掛け、下にずり下げると、
黒いボクサーが現れた。
その中心は、明らかに質量を増していて、俺に向かって主張しているみたいに見えて…
黒いゴムに指をかけて翔ちゃんを仰ぐと、
菩薩さまみたいな神々しい笑顔で俺を見ていた。
この状況で、
こんなシチュエーションでその顔…
もうぉぉぉっ///(≧▽≦)
どんだけ、天使なんだよ!
↑今さっき、菩薩って…By:作者
↑煩い!!いいの!By:智
もっとエロい顔しててくれればいいのに、
そんな穢れない顔されると、
逆に恥ずかしくなってしまう…(*´з`)
俺ばっか盛ってるみたいで…
熱くなった耳に気付かれないように、
勢いよく黒いボクサーを引き下げると…
『ピョコンッ♪』
可愛い音を立てて『しょおくん』が飛び出した
(音はしません)
なんだよ!
こんな完成形になってんじゃんか!
余裕かましてたさっきの顔は何だよ!?
っていう、抗議の意味も込めて、もう一度翔ちゃんを仰ぎ見ると、口角を少しだけ上げて、最高にやらしい顔をしていた。
「スケベ…(・へ・)」
「だってぇ~、智が超エロいんだもん!
見てるだけで、先走っちゃったよぉ~ん♡」
……(。-`ω-)…
『よぉ~ん』じゃねえ!
じとっと睨むと、翔ちゃんは、
「さとし~、早く智の中入りたい!!」
「は、入るって…(赤面)」
翔ちゃんは、脱ぎかけのボクサーを後ろに蹴飛ばして、赤くなって俯いた俺の身体を、押し倒してきた。