第31章 僕が僕らしくあるために
「智…俺の肩にしっかり掴まってて」
「…ん…」
智が両肩にかけた手に力を込めたのを確認して、俺は逸る滾りを2本両手で握った。
片手に余る……っていうのもそうだけど
それぞれに役割を与えてみる。
左手で下から上へと扱き上げ、
右手で尖端部分と智の好きなトコロ…
智が好きなトコロは、まあ、
俺も当然好きなわけで…♥️
不器用な俺が、器用にソレ等を高めながら、その先へと誘っていく…
「…あっ、あ、あぁ…しょう、ちゃん…
…俺…もう、ヤバイ…かも」
「イコうぜ…俺も、結構…キテる…のよ…」
智の、今度は前後に揺れる腰のリズムに合わせて、俺の両手も激しさを増す…
「…んぁああ…イイ…イキ…そ…あぁ…」
「…さとし…好きだよ…んっ…ああっ…」
肩に食い込む10本の指に、
ぎゅっと力が込められたその瞬間、
ドクドクと脈打った智の茎は、尖端から熱いマグマを吐き出した。
その直後、彼を追うように俺も、イッた。
俺の両手と、二人の腹に散らばった情欲の証…
智の身体を抱き寄せて、
隙間を埋めるようにきつく抱き合った。
「…しょうちゃん…気持ち、よかった…」
「うん…俺も…」
「もうさ、俺…乳首だけで…イキそうだった〜」
…(///ω///)♪
我が儘だったり、
赤面レベルで素直だったり、
いつもいつも、
智には振り回されて、驚かされる…
……智…愛してるよ……
心の中でそう呟きながら、
抱き締めた首筋に唇を寄せた。