第31章 僕が僕らしくあるために
「翔ちゃんだって、俺のこと言えないじゃん!」
お前も大概堪えしょうがないじゃないか!
そう抗議する彼に、
俺は言い訳することも無く、黙って自分の太腿をポンポンと叩いた。
『ここに来い』と……
それ見た智は、ほんの2秒くらい考えて、
直ぐにその上に飛び乗って来た。
跳び箱じゃないんだから~(^^;
もう少しゆっくり頼むよ…
俺を見降ろす位置に愛しい人の顔がある。
少し怒ったような、
少し笑ったような、
でもその瞳の奥には確かな欲情の灯を燻らせて…
「…智…」
「…翔…」
腰に両手を回して、グッと引き寄せると、
当然、その存在を誇示するかのように上向いた2本が、
ガチンッと音を立ててぶつかった。
チンだけに…(オイッッ!!)
↑絶対そんな音はしない!
見つめ合ったまま、ゆっくりとした動作で、
片手に余るほどになったそれらを合わせて、
ぎゅっーと握った。
「…んぁっ…」
期待するようにゆらゆらと瞳を潤ませた智は、
予想以上に強い刺激を受けたことで、
いきなり甘い声を漏らした。
「…アッツアツだよ…智のココ…」
「…だって…翔ちゃんが、ずっと見てたから…」
「見られただけで、興奮し過ぎでしょ?」
「そう言う翔ちゃんだって、見てただけで、興奮し過ぎてるくせに…」
勝ち誇ったような智の顔を見て、
俺もその挑戦を受けて立つ…