第31章 僕が僕らしくあるために
「……」
「………」
じっと見つめる俺と、
見つめられる、『さとちゃん』
「…翔ちゃん…」
「なに~?」
「…なんで、ずっと見てるの?」
「え~?だって見て欲しいから、わざと目の前に突き出してんだろ~?だったら、見てやらないと、って思って。」
「……(。-`ω-)」
俺の言葉に、智は膨れた。
じっと見れられ続けてた『さとちゃん』は
すっかり濡れて重くなったタオルさえも押し上げている。
「……ねえ…」
「ん~?どした~?」
「…どした?じゃなくってさ…」
「…(・・??」←わざとらしいつぶらな瞳
「…わって…」
「えっ?何?」
「……(*´з`)…」
「何言ったのか聞こえなかっ…」
「だからぁ~!触って、って言ったの!!
もう、どうして聞こえないんだよ~」
ふふふ…何でキレ気味なの?
ちょっと薬が過ぎたかな??
俺だって、ドンだけ我慢してると思ってんだよ。
そりゃそうだ…
目の前25㎝先で、少しずつ少しずつ変化している愛しの『さとちゃん』を観察させられてさ~…
普通でいられますか?って!(≧▽≦)
じゃあ…早速…。
おもむろに立ち上がって風呂の縁に座った俺は、
「ここにおいで♡」
と智を太腿の上に座るように誘った。
「え……」
立ち上がった智の目が釘付けになったのは、
俺の脚の付け根…
自分よりも大きく変化し天を仰ぐ『しょうくん』
「…翔ちゃん…」
驚いた智の視線は、『ソレ』から、俺の顔へとシフトした。
そんな智の目を見て、
俺はしてやったりと、にんまり笑ってやった。