第28章 Blue in Blue....
【翔side】
さっきまで女の子より女みたいな声で
俺に揺さぶられてた智が、
その5分後には、俺を抱くって、
超張り切ってる...
大体さ、
こんな、いつのか分かんないリボン、
とっといたことが、まず驚きだし、
言わせてもらえば、
智に巻いたのは、パリッとした『青』で、
俺のは、こんなよれよれの『赤』ってさ、
なんか、
不公平なんですけど(・ε・` )
ベッドに俺を寝かせて、
彼はもう、なんか、男の顔してて...
そんな男の智に、
これから、愛してもらうんだ、
って、そう思うと....
なんか、ドキドキしちゃって....
「さっ..さとし..あの..」
「なあに?翔ちゃん♪」
「..その..だから..痛く..しないでね//」
真っ赤になって言う俺に
智は少し笑ってから、そっと口づけた...
角度を変えて、智が俺の唇を啄む...
好きなケーキの上の苺を、
大切に、大切に、食べるみたいに...
それが、もどかしくって、
もっと、欲しくって、
俺は彼の首を強引に引き寄せて、
薄めのその唇に思いっきり吸い付いた。
智が俺にキスをする。
身体中に.....
いっぱい、いっぱいキスをする。
「..さとし..すき..あっ//」
「翔ちゃん...すき♪大好き//」
..........
久々に智が俺の中に
入ってきた...
熱くて、硬くて、ドクンドクンって、
脈打ってる...
俺の両脚を肩に掛けるから、
必然的に赤いリボンのソレが、
智の律動に合わせて、
ゆらゆら揺れてるのが見えて...
....恥ずかしい///
んで、何気にさっきから、
俺のイイとこばっか擦るから、
また、....ちょっとヤバイ///
「..ん..ん...んん.智..」
「あああ///翔ちゃんの中...
ヤバイよ~..もう、イきそぅ....」
眉間にしわをよせる彼が、
なんか凄く、カッコいい♪
「...一緒に..イきたい..」