第28章 Blue in Blue....
【翔side】
智がうじうじと悩み始めてるの、
分かったから...
面倒くせっ///って
思わないこともないけどさ...
ここはね、男らしく、悩める彼ごと、
どんと、受け止めるよ...
こっ恥ずかしいけど、
智が欲しい言葉...言ってやる///
ホントはいつだって、
心の中で繰り返してる言葉...
『愛してる』
そのまま、ソファに智を押し倒して、
これでもかと、唇を貪る。
激しく舌を絡めて、吸い上げると、
智も負けじとそれに応え、
舌を絡ませ、可愛い声を漏らし始める...
それまで少しだけ無理して
作っていた距離を埋めるように、
俺たちは抱き合い、愛を確かめ合う。
バスローブの紐をほどき、
生まれたまんまの姿になって、
抱き合い縺れ合う俺と智....
もう、ベッドに行くのももどかしくて。
剥き出しになった細い肩に、
舌を這わせ、思わず歯を立てると、
「..あああっ///」
智は仰け反った。
....うじうじしてるお仕置きだ///全く。
「愛してるよ...智...」
「翔ちゃん!俺も、愛してる///」
指の先で、胸の尖りを摘むと、
そこはもう、期待しているのか、
硬く主張してた。
指の腹で強く撫でてから、
不意に捻ると、智の喘ぎ声が
また少し高くなって、鼻に抜ける...
感じてきた証拠...
さっきから、腹に硬いモノ...
ずっと当たってるしね...
赤みが射した身体を撫でながら、
舌先を、徐々に下にずらしていくと...
ふと、目に入ったものが...
帰り際に母親が持たせてくれた
フランス産のワイン....
それを包む透明な袋...
その口元を縛っているのは、青いリボン...
...深い青色の...リボン...