第5章 キミの笑顔が見たいから

ベッドに押し倒し、
彼の痩身を抱き、
少し乱暴に唇を重ねた。

薄く開けた隙間から、
舌を滑り込ませると、
彼も、それを迎え、
熱く絡めてくる。

歯列をなぞり、舌を強く吸い上げると、
雅紀は俺の背中に回した手に力を込める。


首筋に、
胸に、
脇腹に、

唇を落としていく。

彼の切な気な喘ぎが、部屋の中に響く。


完全に勃ち上がっている彼自身を横目に、

そっと後孔に触れてから、

「...いい？」と聞いた。


その意味を理解した雅紀は、
「...いいよ..翔ちゃん..さっきの...
使って。...俺、気にしてないから....」


.......

おもいっきり気にしてんじゃん!!!


それでも、彼に辛い思いはさせられないので、
俺はローションを自分 の指に絡めてから、

ゆっくりと、
ソコに持っていった。

周りを解し始めると、
雅紀は身体を固くした。


「大丈夫？力、抜いてごらん...」

「...うん...ぁっ..」

一瞬仰け反る彼の乳首に舌を這わせながら、

ソコにゆっくり指を差し入れた。