第28章 Blue in Blue....
ニノと松潤もさらっと励ましてくれる。
智は....
相変わらず眉毛下げちゃって、
影しょってるよ...(^^;
「もし翔さんのパパに
殴られそうになったら、
ちゃんと翔さんに守ってもらえるよ!」
ニノがわざとギャグっぽく振ったのに、
「えっ///殴るとか..そんな..」
『.......』(他3名)
「いいとこ見せようなんて思わないで、
素のままのリーダーでいいから~」
松潤の優しい励ましに
「素の俺...?素の俺って、
どんななの?」
『.........』(ダメだ!こりゃあ//)
智を励ますことを諦めた俺たちは、
その後は、その事には触れないように
楽しく、無駄に盛り上がって
酒も進んで....
お開きになる頃には、
智はもう、歩くのもやっとだった。
....あ~あ..こんな酔って..
まあ、この位の方が、
何も考えないで寝れて、
いいのかも(^^;
親父がどう言ってくるのか、
分からないけど
智のことは、ちゃんと話そう、と..
そう心に決めていた。
もう、誰がなんと言おうと、
家族がどう思おうと、
俺の気持ちは変わらないし、
智と生きていこうと思う気持ちは
決して恥ずべきこととは
思ってないから....
帰りのタクシーの中、
智はすっかり爆睡だ。
くうくう、軽いイビキも可愛い❤
いい顔して寝てるぜ...(^^)
俺がもっとちゃんとしとけば、
彼をこんなに悩ませなかったのに...
大事なことから、逃げてて...
ごめんよ、智...
髪をそっと撫でると、
智の口許は、ほんの少し笑った。