• テキストサイズ

Blue【気象系BL】

第28章 Blue in Blue....


【翔side】

智の元気がない...

理由はもちろん分かっている。

明日のことが心配なんだろう。
松潤に相談でもしてたのかな?

だから敢て、俺は合流したんだ。


くよくよしてて欲しくなかったから。

心配して、俯いてたら、
智のいいとこ、親に見てもらえなくなる。

忘れるくらい、飲んで
元気になっちゃえばいいんだよ...


『大丈夫だから』
そう言ってやりたいけど、

『二人で家に遊びに来い』って
母親に言われただけで、
俺にも、どんなことなのか、
よく分かってなんだ。

『お父さんもいるから』
付け足すように言ったけど、
実は、そっちが重要なんだろう。

親父とは、話さない訳じゃなく、
仲が悪いとも思っていないけど、

智とのことは、話したことがない。
母親から、聞いているはずだけど。
何も言ってこないのが、正直、怖かった...


「明日、翔ちゃん家に行くんだって...」

松潤はさらっと言った。
それでいい...

「お~、いよいよだね!
これで、櫻井家の公認も取りつけたら、
晴れて夫婦じゃん!」


ニノも明るく励ましてくれた...

智は...


...あ~あ、なんでそんな
泣きそうな顔してんだよ///


わかりやす過ぎる智の様子に、
俺は寧ろ、可笑しくなった。

「手土産持ってくでしょ?
あれはどう~?この間の、イチゴの...」

「おっぱいまんじゅう?」


......松潤が言っても、
智はクスリともしない...

この間は、あんなにツボだったくせに...


...全く..
俺は彼になんて言ってやろうか、
励ます言葉を探していた。



/ 794ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp