第28章 Blue in Blue....
松潤は、簡単に言うけど、
俺とのこと、彼の家でなんて言われてるのか、
聞いたこともなかった...
怖くて聞けなかったし、
翔ちゃんも、何も言わないから...
何も言わないってことは、
言えない、ってことなのかも...
って勝手に思ったりして(・ε・` )
でも、そうだって、
はっきりするのが怖いから、
敢て、触れないでいた部分なのに...
なんか、一気にピンチが来た感じ。
「頑張らなくてもいいと思うよ~
普通に会えばいいんだよ。
翔くんのご両親も、リーダーに会っていい、
って言ってんだろ?
だったら、堂々としてればいいんだよ!」
......堂々と、ねぇ~
松潤の言うことはもっともで、
その通りなんだけど...
俺がまだうじうじしてるから、
「まあさ、心配してもしょうがないし、
飲もうよ!!」
気を遣って松潤は、
俺の好きそうな酒や、
料理をたくさん頼んでくれた。
そうこうしていると、
翔ちゃんがニノとやって来た。
「お疲れぇ~ぃ!!」
翔ちゃんは、ご機嫌だ。
「あんま飲んでないじゃん...」
ニノは、松潤の隣に
くっ付いて座った。
...なんか今、松潤、鼻の下、伸びた...
そして、翔ちゃんは、俺の顔を覗き込んで、
「どうした?智..元気ないじゃん!」
と笑った...
そのキラキラ笑顔...今の俺には、
眩しすぎる...
「お~、来た来た!
じゃあ、改めて、乾杯しようぜ!」
松潤の音頭で、俺たちはグラスを合わせて、
飲み始めた。
それぞれの仕事であったことなんかを
話していたけど、
俺の様子が変なことに、
ニノは当然気付たみたい。