第28章 Blue in Blue....
【智side】
増田のヤツ、翔ちゃんが大好きなんだな~//
....悪いけど、もう俺んだからね!!
俺たちは、翔ちゃんの車に乗り込んだ。
「翔ちゃん。増田とご飯の約束するの?」
シートベルトをしながら、
出来るだけ、サラッと聞いてみた。
なのに...
ニヤニヤして翔ちゃんは俺を見てて、
「なっ、何?増田とよく会うって...
昨日も、一緒に遅くまで居たらしいしね。」
精一杯、できるだけ、
普通に言ったつもりだったのに、
翔ちゃんは運転しながら、
ちょっとだけ笑ってて....
「何だよ!別に俺さ、何も言ってないし//
...全然やきもちなんか、妬いてないから!」
あ.....自分で言っちゃったよ(・ε・` )
...もう、こうなったら、
モヤモヤしてたこと、言ってやる!!
「大体さぁ、マッスーと一緒にいたって、
言わなかったじゃん!」
「だって、帰ったら寝てただろ~..」
寝てたって、当たり前でしょ!
帰ってきたの、
朝の5時過ぎだったみたいじゃん///
そーいうの、御前様って言うんだよ!
「起きてから言えたじゃんか//」
「忘れてたんだよ~...」
はあ??そんな数時間前のこと、
忘れるか?普通...
俺が聞かないからって、
あんなハートの目で見てる後輩とさ//
頻繁に飲みに行ってさぁo(`^´*)
翔ちゃんはさ、
面倒見いいし、かっこいいから
↑それって、惚れた贔屓目じゃ...?
後輩たちから、憧れられてるんだよね!
膨れてる俺の手を、
赤信号でそっと握った翔ちゃん....
騙されないよ...そんなことしても//
...でも、ちょっと嬉しいかも❤