第27章 愛しき日々よ
「もー///はえーよ!もう少し待ったら、
舌、入ったのに~♪」
『入りません!』
↑毎回揃うね~♪
「ていうか...剛くん、何で?」
タイミング良く現れたのは、
V6森田剛、その人。
「やっ、こいつが、
いいもの見せてやるから、
来いって言うから...」
そう言いながら、自然な感じで、
剛くんは、健くんの隣に並んだ。
どうやら、健くんがしきりに
携帯を気にしていたのは、
そういう事らしい...
で...?
とうことは...??
「あの...確認ですけど、
健くんと剛くんって...その..」
遠慮しつつも切り込む翔ちゃん。
「そ!!俺たち、付き合ってんの❤」
『え───っ!!!』
↑今日は練習したみたいに、揃いまくる俺たち..
「お前、大野と櫻井に、
なんか言ったのかよ~?」
笑いながら、剛くんは言った。
何となく、分かってる感じだったけど...
「ごめんね!!ほんと、
チュウしてなんつってさ...」
「...いや..あの...」
もう、何て返ししていいのか、
翔ちゃんでさえも、
分かんないみたいで...
すると、健くんは、
「俺ね、この前お前たちが、
駐車場でイチャイチャしてんの見て。
剛に告白しよって、決めたんだ...
だから、こうなったのは、
ふたりのお陰なの♪」
感謝してると、健くんは言った。
俺たちはただ、驚いてしまって、
言葉が出ない訳で...
「つ~ことだから、
今度4人で飯でも行こうぜ!おごるからさ//」
そう言いながら、ふたりは仲良く帰ってしまった。
カラオケボックスに取り残された俺たちは、
暫く無言で、その場に立ち尽くしていた。