第26章 ようこそ、我が家へ!
可愛いコスプレたちも揃い、
これからホントに始まる
俺たちの引っ越しパーティー。
『『カンパ~イ♪♪』』
透明なスパークリングの泡が、
弾けるグラスからは、
カン、と軽い音がした。
俺の隣の智はあぐらをかこうとして、
慌てて止め、座り直した。
智の、智が溢れ出そうになったようで。
残念顔で覗き込む俺に、彼は、
「翔ちゃんのエッチ!」
と、口をすぼめた。
.....フワフワの巻き毛に、
白い耳が.....
あっ....俺の俺が、こそっと
反応した。
まあ、待て//慌てんなって(^^;
相葉くんは、両手に花でさ、
デレデレしてやがる...
そりゃあ、そーでしょーよ!!
ひとり貸せって訳にもいかないし..
チラチラ見ている俺と目が合って、
ニノが意味あり気に笑った。
俺は慌てて目を反らせたけど、
あいつ、恐えーんだよな(>_<)
俺のこと、
何でもお見通しって感じで。
酒も進み、
話題は、この間放送された
俺たちの冠番組の話に。
「翔ちゃんは、ホントに分かりやすいよ」
「そうそう、ほぼいつも同じなら、
迷わず行けたよね~」
「正解の後のドヤ顔?
あれは、笑ったけどね...」
すると智が、
「俺は?俺は?」
自分のことも3人に語って欲しくて、
智は目をキラキラさせる。
「あなたは、もう分かんない!」
「いつもいろいろだしさ...」
「キレイに俺たちの裏いったよね!」
.......あ~あ..完全否定だ(^^;
「分かれよ!もっと俺のこと//」
膨れるバニーちゃんが可愛くて、
「俺は分かってるよ❤」
と、肩を抱いた。
すると、
『じゃあ、あの場で、正解してよ!』
3人にいっせいに突っ込まれて、
.....はい、ご最もでした(-.-)