第26章 ようこそ、我が家へ!
松潤の買ってきてくれたパンを食べ、
俺たちは夕食の準備に取り掛かる。
といっても、松潤の仕切りで、
俺はもう、言わば彼の助手。
「翔くん、これ洗って~」
「はいはい」
「翔くん!大きい鍋貸して~」
「はいはい」
.........
そんなことをしているうちに、
再び来客が。
モニターには、相葉くんが、
姿勢よく立っていて、
ちょっと笑った。
「遅くなっちゃった~!
松潤、手伝うよ!」
「おう!サンキュー♪
力強いよ!」
......どうせさ、
俺なんてさ...('ε'*)
もう、いじけてやる...
「翔くん!ワイングラス並べて!」
「はいはい」
...全く、人使いの粗い末っ子だよ(^^;
そうだ!今のうちに、
風呂でも沸かしておこう~♪
順番に入っても、結構時間かかるしね♪
まあ、俺と智は、一緒でもいいけど...
脱衣所でタオルを出していると、
トイレの帰りに相葉くんが覗いた。
「翔ちゃん。すごくオシャレなお家だね~♪
うらやましいよ~」
「そう~?ありが..///」
相葉くんが、
急に黙って抱き着いてくるから、
もう少しで転ぶところだった!
「なにすん」
「翔ちゃん!...懐かしい...
この感じ..翔ちゃんの匂いだ♪」
......雅紀...
俺は、どうすることもできずに、
そのまま、固まっていた。
相葉くんの髪の香りに、
なんだか、心がザワザワして...
「な~んてね!翔ちゃん!
その気になったらダメでしょ?
リーダーに言っちゃうからね~♪」
相葉くんは、そのまま行ってしまった。
.......なんなんだよ!
ふたりしてさ///