第25章 新しい生活が始まる
「翔ちゃん、疲れたでしょ?」
智が缶コーヒーを持ってきた。
「おー、サンキュ~❤」
俺は目下、持ってきた洋服類を
絶賛お片付け中。
すると、その中に『アンナモノ』を
見つけた智が、飛び付いた。
「あっ!これ~..捨ててなかったの?」
........彼が喜んで引っ張り出したのは、
変態グッズの数々...
ここで言う変態グッズとは、
『男の 二人暮らしには
通常は存在しない、
ヒラヒラの変に短い
カラフルなスカートなど...
各種...』のこと。
「捨ててないさぁ...また、智に」
「今日は翔ちゃんが、着てよ!!」
被せ気味に言う彼は、
凄く嬉しそうに、
キラキラした目な訳で...
...えっ?いや...でもさ...
「そーだよ!絶対翔ちゃん、
似合うもん!!」
....いや..似合うか
似合わないかじゃなくって...
「見たい見たい見たい!!
ねぇ~翔ちゃん❤...ダメ~?」
.....うっ////やめてくれ..
俺がその顔に弱いの知ってるだろ..?
....知ってるから、やってんのか!?
「おねがいっ❤」
.............
「....しょうがねえ~なぁ(´ 3`)」
という訳で。
新生活の初日。
謂わば、新婚初夜だよ~?
記念すべき第一夜に、
俺は、メイド服を着るはめになった。
↑智チョイス////
.....何だか、
先が思いやられると
思ってしまうのは、俺だけか?
智は、
ヒラヒラのワンピースを広げて、
嬉しそうに眺めていた.....