第25章 新しい生活が始まる
【 智side 】
なんかさ、仲良さそうなのを見て、
イライラしてたけど...
まあ、
どうせやきもち..だし...('ε'*)
それよりも、
ちゃんと翔ちゃんに伝えなきゃ...
「あのさ、翔ちゃん...
母ちゃんがマンションに来たよ!」
「そっかぁ~...」
目を細めてにっこりする顔は、
本当に女神の様で...
↑たとえる方、変ですけど///
「...ありがとうね..俺とのこと、
話してくれて...」
見つめ合う、いいムードの二人に、
相葉ちゃんが言った。
「マジで?リーダーのお母さん、
公認なの~?」
「ママ、何て言ってたの?」
ニノも興味津々だ。
「うん...櫻井くんと、
幸せになれ..って..」
『ひゅ~うぅ♪♪』
3人の弟たちが揶揄うように、
冷やかした。
そんな中、君は優しい菩薩のような笑顔で、
↑今度は、菩薩ですか?
「よかった...お母さん、
理解ある人だよな~。
『智の事、よろしくお願いします』
って、言ってたよ...」
「...うん...」
なんかテレる(^3^)/
「じゃあ、これで晴れて、事務所も、
大野家も公認で...
よかったじゃない!」
松潤も俺たちの門出を祝ってくれる。
でも、ニノはやっぱり冷静だよ。
「で??櫻井家は、何て..?」
......俺は、そっと翔ちゃんを見た。
なんて言ってるのか、
聞いたことなかった...怖くて...
「うちの家族は、
智と住むことは知ってるけど...
関係については、
まだ何も話してないんだ...」
......そう..
だよね...
申し訳なさそうにする彼の顔に、
少し寂しくなったのは、
覚られないように、
俺は精一杯、笑った。