第25章 新しい生活が始まる
「ちょっとー!!!」
堪らず智が立ち上がった。
彼をじっと見る3人(俺を含む)と、
横で笑いをこらえてる松潤。
...はい、ひっかかってる~♪
まんまと、にのあいに
嵌められてるんだけど...兄さん
「なになに?どうしたの、リーダー..」
「どうしたって...
いや...どうもしないけどさ...」
(あ~あ、もう、しどろもどろじゃん...)
...ヤバい、俺も、笑いそう//
「ちょっと、そこさ、
べたべたし過ぎじゃない?」
唇を尖らせる智に、
ついに相葉くんと松潤が笑いだした。
笑われて、バツが悪そうな顔で、
立っている彼を、
ニノが優しく、
「ハイハイ、ごめんね~...
こっちに座れよ..ほら..」
そう言いながら、自分の居た場所に、
彼を座らせた。
ということで、拗ねたまま、俺の
横に座った智。
...まったく、やきもち妬いて。
いい年して、ほんとに、可愛いんだから...
弟たちが、笑ってますってば///
俺は、智の肩を抱き寄せて、
「引っ越しお疲れさま♪
疲れたでしょ?ごめんね~..
行けなくって...」
すると彼は、はっと何か思い出した様子で、
俺の方を向き直った。
その顔は、さっきの拗ねた
不機嫌顔じゃなくて、
申し訳なさげに眉を下げた、あの顔...
忙しいな、全く...(^^;
今度は、どうした~?
「翔ちゃん、母ちゃんにさ、
話してくれて..ありがとう..」
あ~...そのことか。