第24章 On Special Day !!
【 智side 】
翔ちゃんにぎゅっと抱き締めてもらった。
翔ちゃんの匂いが胸にいっぱいで、
泣きそうになる。
たった何日か離れただけなのに、
こんな気持ちになるなんて...
重ねた唇を、押し広げて、
ちょっと強引に舌を捻じ込むと、
翔ちゃんもそれに応えてくれた。
「..あんっ..んん..んっ...」
角度を変えて、
そりゃあもう、濃厚なやつを...
舌で彼の上顎をなぞれば、
彼からも、鼻に抜ける甘い吐息が漏れる...
......早く、抱いてよ..
もっと、温もり感じたいよ..
密着した身体を、更に押し付けると、
唇を離して、翔ちゃんが言った。
「智...とりあえず、靴脱いでもいい?」
「あっ...」
俺たちは、顔を見合わせて笑い合った。
手を繋いでリビングに入ると、
テーブルの上には、俺の用意した鍋が...
「晩飯、用意してくれてたの~?」
「うん...でも、食べてきちゃった?」
確信犯な上目遣いで聞いてみる。
「いや..軽くだから、嬉しい!
一緒に食べよう!
ありがと、智」
...へへへっ
嬉しい..すげー俺、にやけた顔してる、今...
「じゃあ、翔ちゃん、お風呂入って来れば~?
温めとくからさ//」
「分かった...智は?」
「俺は、もう入ったから♪」
すると翔ちゃんは、ニヤッと笑って、
「準備よすぎでしょ♪」
と意味深に笑った。
...なんかさ..
そんなことばっか考えてたみたいで、
急に恥ずかしくなった。
↑事実、考えてたくせに///