第22章 歩いてきた道
『ジャニーズカウントダウンコンサート』
自分たちだけのコンサートと違って、
他のグループやジュニアのファンの子が
入っている。
色んなうちわがあり...
まだ俺たちが、こんな大きな会場で
コンサートをさせてもらうなんて、
夢のまた夢だった頃。
自分の名前のうちわを見つけて、
本当に嬉しかったっけ...
あの時のファンの子は、まだ、
俺のファンで居てくれてるんだろうか?
俺はちゃんと、ファンの子の
期待に沿えているんだろうか..?
...俺が、智と付き合ってるって知ったら..
ファンの子たちは、どうするんだろう...
...どう思うんだろう..
.........
5,4,3,2,1..
『Happy New Year!!!』
『明けましておめでとう!』
大きな花火と、テープが舞う中、
俺たちはステージで新しい年を迎えた。
カウコンの司会も終わり、
恒例の神社に初詣に行った。
ジャニーズの面々が来ることを
知っているファンの子たちが、
寒い中、待ってたり、
雑誌の記者がいたり..と、
年が明けた、早朝に近い時間とは思えない
喧噪の中...
俺は智と並んで手を合わせた。
『世界平和...後は、健康..
そしてもちろん。
智といつまでも
一緒にいられますように...』
祈り終わってふと智を見ると、
彼もこっちを見ていた...
目が合って、ちょっと照れ笑い(^^)/
願ったこと...同じだったら..
いいのにな(^^;