第22章 歩いてきた道
この状況で、
3人が見てる前で、
最後は、って、
やっぱいきにくいでしょ?
かと言って、
このまま止めてしまうには、
智は俺の前で立ってるわけで...
...ゴクリ..
あーもー///
思いっきり、
喉なっちゃったじゃん///
するとだ。
ごちゃごちゃと頭ン中、
整理できない俺のこと、
しっかりわかってる智は、
「みんなには悪いけど、
やっぱ、今は、ここ、俺んだからね!」
そう言って首に腕を絡ませながら、
唇を押し当ててきた。
俺も、そっと両手を智の腰に回した。
3人が見守る前で、
智は徐に角度を変えて、
唇を啄んだ。
「ちょっ///智..」
俺は、彼を離し、その顔を見ると、
してやったりの顔で、笑っていた。
「みんなに、キスされたのを、
横で見てたんだよ~?
なんか、モヤモヤしちゃったよ...」
...そうだよね..
ごめんよ..智。
酔った松潤のお陰で、
一時はどうなるかと思ったけど、
何とか、和気あいあい、
いつもの雰囲気になって、
俺は内心ほっとしていた。
でも...
偶然の流れで、聞いてしまった
彼らの思い...
今があるのは、俺のお陰...
と、相葉くんは言ったけど...
心の中で、
言いようのない思いが、泥のように重く、
沈んでいくような気がしていた。
言わなきゃ.....
だよね、今...