第22章 歩いてきた道
「最後に、潤、って、
1回だけ呼んでよ~♪」
酔って潤んだ目が、
俺にせまる...。
松潤の気持ちを聞いて、
申し訳ないのと、
ちょっと切ない気持ちで、
彼の願いを叶えてやりたくて....
「潤...ありがと」
そう言って、
おでこをコツンとくっつけた。
「翔くん♪好き//」
不意に唇を奪われ、
固まる俺。
にっこり笑顔の松潤は、
イタズラッ子みたいな顔で
直ぐ離れたけど。
ここは日本だから....
こーいう風習、ないしさ....
どんなリアクションとっていいのか、
呆然としていると、
相葉くんが、
「あー!松潤だけ、ずるいよ~//
俺も、俺も...」
迫り来る相葉くんに奪われ....
えっ?
うそでしょ??
「となれば、私も....」
もう、成すがままで、
抵抗することも忘れてた俺の、
唇をニノが奪う...
「ハイ♪おじさん、どうぞ♪」
こちらも立ち尽くす智に、
ニノは
「どうぞ」と譲り、
智を俺の前に差し出した。
.....いやさ、
ハイ、どうも。
って、行きにくいでしょ、これじゃ//
3人の前で、向かい合った俺と智、
「最後は、リーダーでしょ♪」
相葉くんに背中を押された智が、
俺に近づいてきた。
その目は、困ったような
いつもの上目遣いで.....
........マジかよ(^_^;)))