第20章 君が好きだから
「もしかして、使ったことあるの、
翔ちゃん?」
直球で聞いてみると、
予想以上の反応をする。
「ない...そんなの..使っていないよ..」
歯切れ、悪っ!
使ったことあるっって、
言ってるようなもんでしょ~//
当然、俺の嫉妬心が
ムクムクと沸き上がる..
誰と..?
いつの話だよ?
女の子?...それとも...
「翔ちゃん!どうっだったの?
これ、使った感じは?」
「俺じゃないし///
...いや、相葉くんがさ..
貰ったとか言って...」
...相葉ちゃんかよ///
それを聞けば、納得...
彼らしいよ(^-^;
でも...
やっぱり俺.....
ちょっと、面白くないんだよね( ・ε・)
だからさ、
ワザとらしいほどに、
膨れて見せる。
すると彼は、
「昔のことだってば!!」
と弁解する。
その焦る姿は、可愛いけど、
「当たり前でしょ!
夕べ、とか言われたら、驚くよ!」
「だよね~..ハハハッ..」
「ハハハじゃないからね!
で?..使ったの?相葉くんに...」
「...使った..でも、ちょっとだけだよ///」
なんかさ。
弁解してるみたいなのが、
ちょっと、妬ける...
いや...
ちょっとじゃなく、
妬ける///
俺は、ピンクのそれを、ぶら下げて、
「相葉くんと使ったなら、
俺とだって使えるよね..」
迫る俺に...
後ずさる、彼...
...当然、ふたりとも全裸で。