第20章 君が好きだから
「翔ちゃん❤...仕事、終わったの?」
振り向く俺に、クスクス笑う君...
「いや...終わっちゃないけど、
さっきからずっと、物欲しそうにさ、
....見過ぎだよ~♪」
....あー....バレてたの?(p^-^)p
「俺のことなんか、全然見てないくせに、
なんで、そんな事が、
分かるんだよー( ・ε・)」
気付いてくれてたこと、
嬉しかったくせに、
可愛くない憎まれ口、
叩いちゃう...//
すると翔ちゃんは、笑いながら
「見なくても分かんのよ!!
そんな大きなため息、
何度もついてりゃーさ...」
......ため息..?
それは、分かんなかった( ゜o゜)
恋人に相手にされなくて、
ため息ついてるって...
しかも、まったくの無意識..
......はあぁ~..サイテーだよ///
あっ..!また、ついちゃった、ため息///
すると、翔ちゃんは、俺の顎を引いて、
チュッ、と音を立ててキスをした。
触るか触らないかで、音だけ残して、
直ぐに離れて行こうとする唇を、
俺は、急いで引き寄せて、
もっと深く口づけた。
首に両腕を回し、
強引に唇を抉じ開け、
熱い舌を捩じ込んでやる。
彼の舌にそれを絡めると、
翔ちゃんも、それに応えて、
卑猥な動きで、
舌を絡ませてきた。
わざとらしく音を立てて
彼の肉厚な唇と、
生き物のように蠢く舌を吸い上げて、
彼の反応を見た。