第18章 それは、ちょっとした行き違い
期待して彼の顔を見る俺...
赤い手錠で繋がれた不自由な両手で、
そそり立つ俺に何度か上下させ
ローションをぬる。
その手が動くたびに、
何とも言えない快感が、
脳天に突き抜ける。
智は何も言わずゆっくりと跨ると、
自分の蕾にあてがった。
「翔ちゃん、手伝って...」
智に言われるがままに、
俺はソレを根元で押さえて、
智が腰を落とすのを迎えた。
「..んん..っ..あんっ..」
ゆっくりと腰を落としていく。
眉間にしわを寄せて、
その刺激に耐える姿が悩ましい。
「...全部..入ったよ♪」
「..ああぁ...気持ち、いい//」
そんな俺に、満足そうにニッコリ笑って、
「動くよ...」
俺の胸に両手を付いて、
腰を寸前まで浮かして、また沈む。
「...やぁあ..」
智が、俯いて快感に震えると、
当然ソコはきつく締まるわけで...
「..っ//..智..締めすぎ...」
「だって///もう、ヤバいんだもん///」
潤んだ目で訴えてから、
抜き差しを繰り返す智...
その彼の姿と、ソコに与えられる快感に、
もう...達してしまいそうで...
俺の胸でバランスをとる智の腕を掴み、
ギュッと引き寄せた。
「あ...」
倒れ込んできた彼を支え、俺も上体を起こして、
熱を持ったその身体をきつく抱き締めた。
「...好きだよ..智」
「...ああぁ..俺も.好き...」
その言葉のお礼に、下から、
思い切りひとつ、彼を突き上げた。