第18章 それは、ちょっとした行き違い
もどかしいキスの後に、
彼がくれたもの...
それは......
あの高級絵筆...
「智...じっとしてるんだよ♪」
そう言いながら、翔ちゃんは、
絵筆の先を、俺の唇に当て、
「舐めて」と言った。
舌を出して、その先を舐めると、
それは、ゆっくりと、
顎から首筋を這って行く...
その緩慢な刺激に、思わず吐息が漏れる。
こんなことで、声を出してしまうのが
恥ずかしくて、
唇を噛みしめる俺に、
「声...聴かせて...
とびっきりの甘いやつ...」
......ああ..もう、翔ちゃん、
その低い囁きだけで、
俺は身体が動いてしまう。
...欲しくて欲しくて、
どうしようもなくて...
潤んだ目で彼を見上げると、
翔ちゃんは少し悪い顔で笑って言ったんだ。
「すぐに、あげちゃ、
お仕置きになんないでしょ?」
......
筆の先は、胸の粒の回りを撫でていく。
尖端に触ってもらわなくったって、
もうソコは、硬く勃ち上がってしまう。
俺の鳥肌を横目で見て、
「智~今日、○○さんに、
何て言ってくれたっけ?」
と、収録中のことを振ってきた。
「櫻井くん~、お試してみれば~?
以外といいかもよ~❤」
上目遣いで言う彼に、会場からも、
冷やかしの声が...
全く///ファンはいいのかい!?
あの人と、翔ちゃんが、
ホントにそうなっても...!!