第18章 それは、ちょっとした行き違い
マンションに着くと、
早速鍋の用意に取り掛かる。
翔ちゃん、本日は、ごま豆乳鍋をチョイス。
キムチ系だと思ってたから、
少しだけ、意外。
白菜を切ってると、
「俺、風呂入れて来るわ」
と、翔ちゃん。
...今日は、一緒に入っちゃうパターンですか?
材料を切り終わり、準備は完了。
今日は日本酒を買ってきたみたい。
「日本酒なんて、珍しいね~?」
「今日は、智と、差しで熱燗、
行こうと思ってね」
「いいね~。こたつあると、よかったね」
「お疲れ~♪♪」
翔ちゃんの発声で、
俺たちは、鍋を囲み飲み始めた。
話題は、今日の収録のことに。
「智~、もしかして、確認だけど、
やきもち、妬いてた?」
「えっ?何のこと?」
敢てとぼけてみたけど、
バレバレ...だよね~(^^;
だって、翔ちゃん、
ニヤニヤしてるもん//
こうなったら、俺だって、開き直るし!
「だってさ!べたべた触らせ過ぎだよ!
翔ちゃん」
酔った勢いで、
(まだ、そんなに酔ってないけど)
言っちゃうもんねえ~(^-^)v
すると翔ちゃんは、
「...にしたってさ、智、分かりやす過ぎ!
あれ、ネットで騒がれても、
文句言えないパターンよ?」
「...ごめん..でも、そんな~?」
「収録中に、隣のニノが、
『おたくの彼女、顔が怖いんですけど』って、
耳打ちしてきたよ...」
...ニノもかぁ~...