• テキストサイズ

Blue【気象系BL】

第18章 それは、ちょっとした行き違い


帰りの車の中。

「ちょっと買い物したいから、
スーパーに寄って!」

マネージャーに注文を出す翔ちゃん。


俺たち二人だと目立つから、と、
翔ちゃんは、一人で買い物に行った。

ホントは、一緒に行って、
ふたりであれこれ言いながら、
買い物したいけど、


彼は、そういうとこ、徹底してる。


できるだけ、リスクになるようなことは
避けたいんだ。


そんなところも、実は尊敬してる。


その場の雰囲気とかに、流されがちで、
後のこと考えてないとこある俺だから、

何度も失敗もあるわけで...


翔ちゃんの、そういう思慮深いところも、
俺にはないところで...

すげーな、って思う。


....じゃあさ、

俺が、翔ちゃんに『すげー』って、
そう思わせるようなとこ、

あんのかな~?


俺が、翔ちゃんの側にいることで、
翔ちゃんプラスになってること、
あるのかなぁ...


はぁ....松潤に釘を刺されたことが、
気になってるわけではないけど、

何だか珍しく、
ネガティブになってるみたいで...



そこへ、翔ちゃんが買い物袋を下げて、
ワゴンに帰って来た。

「今夜は、鍋にしようよ...」


笑ってくれた彼に、
俺は心底、ホッとした。


あんなお仕置きが、待ってるなんて、
夢にも思わなかった...
...この時は。



/ 794ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp