第18章 それは、ちょっとした行き違い
翌朝。
目を覚ますと、智は丸まってまだ寝てた。
.....ねこかよ(^^;
そっと抱き寄せると、
その身体の温もりに、
心がふんわり、優しくなれた。
寝癖でぐちゃぐちゃな髪を撫で、
そっと顔を埋めると、
智の匂いがした。
何とも言えない、甘ったるくて、
安心する、そんな匂い...
その心地良さに、
再び寝落ちしそうになったとき、
俺の胸で、字を書くヤツが.....
...バ..
..カ...
.....ア..
...ホ..
....って!おいっ!!!
「なんだよ、それ..」
そう言って、彼の両肩を掴んで、
顔を見ようとすると、
「やっ❤」
智は慌てて、俺の胸に顔を着けた。
.....何、それ?
........可愛すぎる( 〃▽〃)
俺は笑って、
「やっ❤じゃねーよ、やっじゃ!
なんで 『バカ、アホ』なんだよ~」
「だって、翔ちゃん、
機嫌悪かったし...
...っていうか、俺、いつ寝たんだっけ?」
本気で、思い出そうとしてるとこが、
可愛い。
どうでもいいけどさ、
そんな方に答え書いてないから//
斜め45度の方を見上げて悩む彼に、
心の中で、ツッコんでた。
「智、ソファでそのまま寝てたんだよ~」
「翔ちゃんが連れてきてくれたの?」
「ちょー重かったし//」
「ありがと!」
そう言って、俺の首に抱きつく彼に、
ヤバい...ハート❤わし掴み、
って、こーいうことか....