第17章 HAPPY HELLOWEEN!!
風呂から出ると、
テーブルの上はすでに片付けられていた。
「さとし~、風呂は?」
「俺は、もう入ったから...」
「そっか...入ったのか...
そうか~...」
なんだか、妙に落ち着かない...
初めてヤろうとする時みたいで、
ドキドキする...
...なんだこれ???
「翔ちゃん...一個お願いしたいことが
あるんだけど...」
...聞くよ聞くよ~、可愛い彼女のお願い❤
「何?簡単なこと?」
「うん!...あのね。
履いてほしいパンツが、あるんだけど...」
「えっ?...パッ、パンツ?」
「そ!これなんだけど...」
.........
それは、ブルーのちっちゃいビキニパンツ。
...まあ、それは、いいとしよう...
履くよ...もちろん...
でもさ、
これ...
そのビキニの真ん中。
布が多いところに、
大きな白い文字が一字...
『S』
「それは、『翔』じゃなくて、
『智』のSだからね!」
...ということは...
......もしかして...
「俺も同じの履いてるよ、赤いのだけどね。
もちろん『智』じゃなくって、
『翔』のSね!」
俺は、急いで彼の身体を抱き上げて、
寝室に向かった。
彼の『S』を確認しなくっちゃ!!
...でしょ?