第17章 HAPPY HELLOWEEN!!
さっきからさ...
彼のさ、
短パンの裾が...いや、正確には、
短パンの奥が、気になる。
俺は、酔った勢いで、
何度もその中に手を滑り込ませそうになり、
じっと耐えた。
待ちぼうけさせて、遅く帰って来たくせに、
さっさとそっちだけいただくんじゃ、
あんまりにも、
節操がなさすぎやしませんか?
櫻井翔...
するとだ。
「翔ちゃんさ、
さっきから、俺の脚、
見てるよね~...
ふふっ...スケベ♪」
「えっ!?スケベって...
そっ、そんなこと...そんなとこ...」
ズバリ言われて動揺を隠せない。
すると、小悪魔智が、
「じゃあ、お風呂入ってきて!
...食べてもいいよ...俺のこと」
......キュン←死んだ(本日二度目)
「じゃあ、汗流してこよっかな~...♪」
できるだけ、平静を装うつもりの俺の声は、
思いっきり裏返る...
「いいから。行って来れば?」
(...バレてるし...)
「そうするよ...」
俺は、軽くスキップしたい気持ちを押さえて、風呂に向かった。
よし!
今夜は、埋め合わせじゃないけど、
う~んと、じっくり愛しちゃお❤
...ご褒美を楽しみにする子どものように、
俺は、一度深呼吸してから
勢いよく、風呂場のドアを開けた。