第16章 新しい愛のカタチ
智の唇を、ゆっくりと、
味わうように啄むと、
彼の方から、赤い舌を出してきた。
...なんて、エッロい顔してんだよ...
折角のお誘いなので、
俺はそれを吸い上げるように、
自分の口に招き入れた。
執拗に追いかけ、絡め合うと、
淫靡な水音に代わる。
「...あっ..しょおちゃん..
..すき...」
智が俺の背中に回した手の、
指先に力が入る。
...感じてきてるんだ...
右の太腿を、彼の脚の間に割り込ませ、
彼自身を確認すると、
もうすっかり形を変えて、
その存在感をアピールしている。
「智...ここ、
もうこんなになってるけど...」
「だって、翔ちゃんが、
焦らすし...ニノたちが...隣で...」
......ん?
ニノたち.....
そーだ!!一瞬、
あいつらのこと忘れてたぜ///
さぞや盛り上がってるだろうな~、
と、隣を見ると、
!!!!!!
2人が、こっちを見てる///
小休止して、
見てる///
ぅおーい!!!
「ちょっと、見てんなよ///」
当然俺は、抗議する...
すると、男の顔した相葉くんが、
「いいじゃん別に。
俺らのも、見ていいし。
...翔ちゃん、キス、激しいね♪」
だまれー!!!
真っ赤になる俺のことなんか、
お構いなしに、
相葉くんはカッコよく、
シャツを脱ぎ捨てた...