第16章 新しい愛のカタチ
男らしく言い放った俺の言葉で、
隣のベッドに二人が登る。
無言で、登る...。
......
さて...
いや待て、
『さて』は可笑しいだろ...
硬直した俺たちの変な空気を、
簡単に破ってくれたのは、
やっぱり彼だった...
「ニノ...久々に、君を抱けて、
嬉しいよ...!!
///痛って~...何すんだよ!」
キスしようと顔を近づけた相葉くんは、
見事にニノの頭突きを食らった。
「お前が油断してるからだ...
んんっ///」
ニノの減らず口を、
自分のそれで塞いだ相葉くん...
「..やめっ..あっ...んん..」
ドンドン深くなるキスに、
ニノの顎が上がり、
相葉くんの舌を招き入れる。
俺と智は、
突然始まった彼らの熱い戯れに、
生唾を飲んだ...
......
...おっぱじめやがった///
ホントにこいつら、
ここでやる気なんかよ...
「..くっ..んん..ん..」
相葉くんからも、甘い声が漏れる。
俺はもう、頭の中がショートして、
思考が回らず...
ただただ、絡みあう二人を、
瞬きもしないで見ていた。
......
かつて愛した二人が、
今、
俺の目の前で愛し合っている...
分かってはいたけど。
こうして、目の前で見せられると、
何とも言えない気持ちに、
なるわけで...
しかも、相葉くんが、
男の顔で、
ニノを組み敷いてて...
......