第16章 新しい愛のカタチ
「智、身体洗って、出ようよ。」
すっかり彼らのペースに巻き込まれてる彼を、
助けるべく、洗い場に連れ出し、
並んで身体を洗い始めた。
すると、そんな俺らを眺めながら、
相葉くんが、声を掛ける。
「リーダー、ちゃんとお尻、洗ってよ~」
「ふふふっ、..分かった~」
....俺は、当然赤くなる。
そんなお下品なことを言ってた、
湯船の中のふたりが、何やら、
言い合いを始める。
「あなたもね!」⬅お尻、洗う人
「何で~?今日はニノの番でしょ?」
「はあ~?いつから順番制度、
取り入れたっけ?」
「だって、2回連続で俺だもん!
そろそろ、交代したいよ~(^_^;)))」
「それは、あなたが、じゃんけんに
負けたからでしょ?」
.......やっぱ、じゃんけんシステム
だったのね...(´д`|||)
痴話喧嘩で盛り上がるふたりは、
この際放っておいて、
俺と智は、一足先に風呂を出た。
あんまりアイツ等と一緒にいると、
毒気にやられそうだから。
智の髪を乾かしてやってると、智が、
「もっかいお酒呑む?それとも、寝る?」
と、鏡越しに聞いてきた。
....なんだよ、その色っぽい上目遣い...
「...誘ってんのかよ?」
わざと言ってやったのに、
彼は素直に、
「分かった~?」と微笑んだ。
天使みたいな、笑顔で。
(何だよそれ!可愛すぎるだろ!)