第16章 新しい愛のカタチ
撮影も順調で、
ゲームをしたり、料理を食べたり、
アットホームな楽しい撮影風景で、
いつもよりリラックスして過ごせた俺たち。
チェックも済んで、この日のロケは終了。
時間もまだ、8時だった。
片付けも済んだ頃、スタッフが、
「今日は、この部屋、借りてるんで、
よかったら泊まりませんか?」
と、俺たちに言ってきた。
「泊まる泊まる!ニノ~泊まってくでしょ~?」
相葉くんは、超乗り気...
「俺、この後、飲み会あるんだよね~」
松潤が残念そうに言う。
「終わったら、ここに来ればいいじゃん」
大野さんの提案も、
「松潤の飲み会が、
簡単に終わると思ってるの?あなた...」
ニノにバッサリ。
...そりゃ、そーだ。
松潤も笑ってるだけで否定しない。
こりゃあ、朝までコースだな。
「リーダーと翔くんも泊まろうよ!
部屋もあるし♪」
「えっ?俺らも?」
目線だけで智の意思を確認すると、
そんなの気にしてない彼は、
「泊まる!なんか、楽しそう♪♪」
......即答ですか..
こうして、松潤を除く俺たち4人で、
ホテルのスイートに、
泊まることに...。
なんだか、嫌な予感がするのは、
俺だけだろうか?
視線を感じてそっちをみると、
ニヤニヤしているニノと、
ばっちり目が合った。
......こえ~よ...その目。
智と相葉くんは、
風呂場なんか見学に行ってるけど。
普通に、泊まるんだよね...
俺たち4人。