第3章 誘惑の甘い罠
「翔ちゃん、風呂入っていいよ~♪
もうすぐ溜まるから。」
ニノは洗濯をたたみながら、
背中越しに俺に言う。
これも、いつもの。
「たまにはさ、一緒に入ろうぜ!」
いつもと違う俺に、驚いて振り返るニノ...。
「今日はさ、すごーくカズくんと、
お風呂入りたい気分なんだよね~(^з^)-☆」
「.......」
瞳に僅かな笑いを浮かべて、
ニノは俺を見ていた。
「いいよ。俺は。
...じゃあ、脱がせてやるよ!」
ニノはそう言いながら、
俺のシャツを脱がし始めた。
ボタンだけを外し、肌を露出させると、
ニノは俺の背中にそっと手を回し、
触れるか触れないかの、微妙なタッチで撫で回し、
その手を胸の先へ移動させた。
敏感な部分を爪の先で引っ掛けられ、
思わず声が出る。
「..ぁっ..ふっ...」
「あらら、もう硬くなったよ~...ここ❤」
ニノの攻撃は更にエスカレートし、
震える尖端に尖らせた舌先を這わした。
「あっ!」
思わず、仰け反る。