• テキストサイズ

Blue【気象系BL】

第16章 新しい愛のカタチ


「あれさ、冗談だからね。」

「えっ?」

「翔ちゃんがさ、どんな顔するのか、
見たかったんだよね...(^-^)」

今度は、俺の顔を見ながら、
おどけるように、そう言った。


プレゼントのことは、嘘だと、
夕べのことは忘れてくれ、と

そう笑う彼からは、
ホントの気持ちが
隠されていて、見えなかった。


「あぁ...うん...」

曖昧に返事をするのがやっとの俺に、

「さっ!どんどん食べて!
もっかい、やっちゃう?」

おどけて見せる智の目は、
赤かった。



俺が悩んで、迷っているのが分かって、

冗談だと、そう言ったのか...


俺が欲しいんだ、と言った智の目は、
もっと真っ直ぐで、キラキラしてた...



.......智。

躊躇ってるんじゃないよ。

ほんの少し怖いだけだ。

智に抱かれたくない訳じゃない...


もし、誰かとそんなことするなら、
あなたしか考えられない...から、

だから。


.....待ってて。

きっと、乗り越えられるから。

あなたに、
俺の、

バージン⬅きゃっ(//∇//)
あげるから。


「よーし!じゃ、急いで、
食べて、やんなきゃ!」

そう言って、智の作ったきんぴらごぼうを
頬張った。


「ほんとに、やんのかよ..(^^)」
智は、穏やかに...

本当に穏やかに、
笑った。


/ 794ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp