• テキストサイズ

Blue【気象系BL】

第15章 おいでよ、愛しい人…


忘れもしない。


智に絵のモデルになって欲しい、
と言われ、しぶしぶ全裸のモデルをした。

動くな、と言われ、
智にいいように弄ばれたあの日は、
思い出しただけでも、赤面ものの...


それでも、彼のアートのためなら、
と、羞恥と戦いながら、
何とか頑張った....


あの時の絵が、
...これ?


いやっ!芸術だよ、
アートだよ..

俺には絶対に描けないよ...でも。

....これ、俺じゃなくね??



「あんまり、そっくりにしちゃうと、
バレちゃうでしょ?
だから、翔ちゃんの特徴だけ...
入れてみたんだ🎵」


「これさ、俺の要素、
どの辺に、あるのかなぁ?」


ほぼ、放心状態の俺に、
嬉しそうに、少しドヤ顔で
智は語る。


「丸くて可愛い目は、やっぱ残したくて~、
後は、おでこと~、
唇もそーだよ!
そうそう!乳首は、翔ちゃんだよ?
分かる??」


......いやいや、分かんねーし。


俺は、密かに、ミケランジェロ張りの、
カッコいい裸体を、想像してた訳ですよ。

それが、
こんな、栄養多可の子どもって.....


「気に入ってるんだ、それ(^^)/」


.....まあ、いっか。

客観的に見れば、確かに、
見るものに迫る迫力がある、...けど。



/ 794ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp