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Blue【気象系BL】

第14章 青空の下、キミのとなり


不意に。

何の準備もなく、俺の前に突き付けられた。

キリスト像の前での、愛の誓い。


智の、持ち込み企画にしては、
唐突過ぎて、

軽くかわそうと思っていた俺に、

まさかの、真剣な智の気持ち...


......別にさ、
俺だって、考えてないわけじゃないよ。

智と、ずっと一緒にいたいって、
思ってない、はずない...


ひとりにされて、
怒って置いてかれて、

...寂しかったんだよね。

だから、つい、
盛り上がっちゃったんでしょ?


...でも、やっぱり。

真剣な告白には、本音で答えないと、
いけないよね...


「智。明日も、明後日も、
その次も、ずっと、智といたい、って、
俺だって、そう思ってるよ。」

「......」

涙で濡れた瞳で、俺をじっと見る智。

「でも正直、..それが、
いつまでなんて、考えたことなくて。

...ただ言えるのは、
こんなに誰かを大切だと、

...好きだと、思ったことはない。

だから、今は、
ずっと、智の隣で笑っていたいって、
そう思ってる。」


「翔ちゃん...ありがと...」

俺の胸に顔をうずめた彼の、
顎をそっと持ち上げると、

今度は、抵抗せず、
その代わりに、そっと目を閉じた。



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